涙が止まらない映画。「今夜、世界からこの恋が消えても」没入感がすごかった。〈ネタバレあり〉

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今回紹介するのは2022年7月29日に公開された「今夜、世界からこの恋が消えても」

なにわ男子のビジュアル担当・道枝駿佑くんの初単独主演映画です。

今回、私の好きな三木孝浩監督の作品ということで、ひとりで大盛り上がり!

何度も泣きました。

画が、光の描写がすごく綺麗で。

映画館からの帰り道も余韻がすごくて、涙をこらえながら変な顔で歩いていました。

目が腫れて重い。

こんなに泣いた映画は、今まであったかな?と思います。

  • 道枝駿佑くんのファン
  • なにわ男子のファン
  • たくさん泣きたい
  • 考えさせられる映画を観たい

そんな方に読んでいただきたいです。

ぜひ、最後までご覧ください。

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目次

主演 なにわ男子 道枝駿佑

道枝駿佑くんは、関西ジャニーズJr.の頃からお芝居の仕事をたくさん経験してきた演技派男子。

TVドラマ初出演は「母になる」。

当時14歳でした。

なにわ男子のデビュー後、道枝くんを知った私が最初に観たのはドラマ「メンズ校」。

「ジャニーズカウントダウン2021-2022」で王子椅子に座った道枝くんを、画的にかっこいいと思うぐらいの知識しかなく、なにわ男子全員の人柄も分かっていませんでした。

その後、「メンズ校」での演技を見て、牧主税(メンズ校での役名)が、すごく好きになりました。

これまで見てきた作品は、

  • ドラマ「メンズ校」
  • ドラマ「年下彼氏」
  • ドラマ「消えた初恋」
  • ドラマ「金田一少年の事件簿」
  • 映画「461個のおべんとう」

真面目な爽やか好青年だけど、コミカルにも振り切れる演技力が、道枝くんの魅力だと思います。

2022年には、事務所に履歴書を送るきっかけとなった「金田一少年の事件簿」で主演・金田一一を務めるなど、夢をひとつ叶えました。

金田一シリーズが大好きな私にとっても、すごく大きな出来事でした。

豪華な制作チーム

監督の三木孝浩さんは私の好きな映画監督です。

数々の恋愛青春映画を手掛けていますが、中でも「ソラニン」「陽だまりの彼女」はDVDも買うぐらいお気に入りです。

光の描写や、透明感のある画作りも綺麗ですし、恋愛に焦点を当てつつ新たな人生観を提案してくれたり、大切なものを見逃さないように教えてくれるような映画が多いなと感じています。

ぷっか

同じに「TANG タング」も観たけど、やっぱり泣いた!

映画を見ながら、「君の膵臓をたべたい」に伝えたいことや雰囲気が似てる部分があるなと思っていたら、エンドロールで、まさにその監督の月川翔さんが脚本を書いていたことを知りました!

音楽は、音楽プロデューサーであり東京事変のメンバーでもある亀田誠治さん!

最高のチームです。

三木組レギュラーの野間口さんもいて、見つけた時は安心感がありました。

もちろん「TANG タング」にも出演されていました。

儚い3人の高校生

神谷 透(なにわ男子 道枝駿佑)

透くんは、その名の通り透明感があって、儚げで優しくて。

その上、自分の気持ちを相手に伝えることのできる、まっすぐな人でした。

いじめられている友達をかばったのも、真織に告白した本当の理由を打ち明けたのも、家族に向き合ったのも、透くん自身の素敵なところだと思いました。

お父さんに一発ガツンと言うシーンでは、私だったら怒鳴り散らして、お父さんのことを責めて家族崩壊しそう。

だけど、透くんは相手を責めない。自分も犠牲にしない。

常に素で、自分も相手も受け入れる。そんな優しさに溢れていました。

お母さんを亡くしたことで、ただ側にいるということが、どれだけありがたいことかを理解しているし、それで十分だとお父さんにも感謝している。

だから、真織の病気を知りながらも、そばにいてあげたいと思ったんだろうね。

高校生ながらに、まっすぐで淀みがなくて、男性にあまり使う表現ではないかもしれないけれど、私は透くんを凛とした人だと思いました。

日野 真織(福本 莉子)

眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」という病気を患う真織を演じている福本莉子さんは、ドラマ「消えた初恋」で道枝くんと共演経験があります。

なにわ男子・大西流星くんともミュージカル「魔女の宅急便」や、ドラマ「夢中さ、きみに。」で共演するなど、今期待されている若手女優です。

以前Youtubeで公開されていた映画のドキュメンタリー動画を観ると、真織を演じるにあたって福本さんの中でいろいろな葛藤があったようです。

演じることの難しさは、演技をしたことのない私には分かりません。

けれど、映画を観終わった後、私はこの映画がみんなに愛されてみんなに見て欲しいなと思いました。

親友・綿矢 泉(古川 琴音)

古川琴音さんは、2018年から女優として活動し、映画「十二人の死にたい子どもたち」でメインキャストの一人であるミツエを演じ注目を浴びました。

活動期間は現時点で5年と短いですが、その後、朝ドラ「エール」、ドラマ「コントが始まる」、大河ドラマ「どうする家康」など、様々な作品に出演。

また、映画「メタモルフォーゼの縁側」では、なにわ男子・高橋恭平くん、2023年4月クールから放送される「ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー」では藤原丈一郎くんと共演。

古川さんも、なにわ男子と同年代の今大活躍中の女優さんです。

私は、菅田将暉さんの「虹」のMVでしか、出演作品を観たことがなかったのですが、それでも演技力の高い女優さんという印象を受けました。

真織の親友で真織のことをとても大事に守っていく様子がたくましく見えますが、実際は折れそうな心を自分自身で必死で繋ぎとめようとする姿もまた儚く胸が痛くなりました。

限界のない涙

予告などから透くんが真織の前から消えることは、なんとなく分かっていました。

本編に入って早々と、心臓の病気のせいであることもうすうす気づいていました。

それでも、「やっぱそんな展開か。」とはならず、目の前のスクリーンに広がる世界に没入していました。

一瞬で消える花火と思い出

花火のシーンはひときわ、感動しました。

待ち合わせ。髪飾り。手をつなぐ。忘れたくないこの瞬間。

少しずつふたりの気持ちが重なっていくところ、真織の想いが最大限に溢れるところが、綺麗で。

普段は優しくて、冷静な透くんが、このときばかりは「僕は、とっくに破ってる」と言葉にする。

男前な透くんにドキッとしました。

忘れたくない時間・感情・風景・大切にしたい人との思い出を、どうしたって忘れてしまう。

そんな真織の心情が、一瞬で消えてしまう花火で表現されているのが、酷で、でも綺麗で。

音楽の盛り上がりも合い間って、涙が止まらない1シーンでした。

改ざんされた記憶

花火のシーン以上に涙が止まらなかったのは、真織の日記を透のお姉さん(松本穂香)と泉ちゃん(古川琴音)で改ざんするシーン。

真織ちゃんを守りたい。透くんの最後の頼みを聞いてあげたい。

それが、こんなにも辛いことだなんて。泉ちゃんの苦しさが身に染みました。

透くんが真織の前から消えることは、なんとなく分かっていたけれど、透くんが消えていく映像が、ただ記憶が消えるってことじゃなくて、人の手で変えられた記憶だってことが分かった時の衝撃。

お姉さんがパソコンで透くんの名前を消して、泉ちゃんの名前に書き換える。

部屋のメモを真織ちゃんのいない隙に貼りかえる。

泣き崩れる泉ちゃんの姿と、どんどん消えていく透くんの映像が今でも頭から消えません。

「死」のあっけなさ

透くんが病気で苦しむシーンはなかったし、死んでしまったのが突然すぎて「えっ!嘘!」と思わず声が出てしまいそうでした。

真織ちゃんのこと幸せにするんじゃなかったの?と思っても仕方がない。

人は本当にいつ死ぬか分からない。

「君の膵臓を食べたい」の時も思ったけれど、病気で余命が宣告されているからといっても必ずその日まで生きられるとは限らない。

今日、仕事に出かけた大切な人が、事故に遭ってもう帰ってこない可能性も少なくはない。

そういうことを三木監督は、制作チームの方たちは表現したかったのかな。

透くんが最後まで真織の毎日を楽しくしたいと思っていた信念は、透くんがいなくなってからも、泉ちゃんやお姉さんの書き換えによって生き続けました。

でも、どんなに記憶は消えても、体のどこかで覚えてるものがあるんですね。

忘れていくから 思い出していきたい

病気じゃなくても、昨日の夕飯すら思い出せなかったり、記憶違いで勝手に記憶を書き換えてしまったり、忘れてしまうことなんてたくさんある。

自分はいつまでも覚えている記憶も、相手にしたら「そんなことあった?」ってレベルの時もある。

記憶はいずれ忘れるもので、曖昧、その価値も平等じゃない。

それなのに、真織のように記憶がなくなると不便で大変で悲しいことだと思うのは、人との繋がりも消えてしまうような感覚になるからでしょうか。

私たちが記憶に求めているのは、今日起きた事実、風景、食べたものよりも、友達と遊びに行って楽しかったとか、家族とケンカしたとか、好きな人と手を繋いでドキドキしたとか心の繋がりの部分。

真織にとって、透くんは確かにその一部だった。

ふたりが出会ってから1年間。たった1年間。

あっという間に過ぎてしまう、短い時間の記憶。

死んでしまった人のことは少しずつ忘れながら生きていくのが当たり前の中、そのたった1年間を思い出していきたいという真織にひたむきさを感じました。

主題歌 「左右盲」

主題歌の「左右盲/ヨルシカ」。

「左右盲」とは、実際に存在する言葉で、右と左の区別がつかない状態のことを言うそうです。

ヨルシカの公式Youtubeの概要欄には、その言葉にかけたタイトルの意味がこう書いてありました。

普遍的な恋人の別れをイメージする。時間が経ち、相手の顔の造作や仕草を少しずつ忘れて、その左右もはっきりとわからなくなっていくような感覚を、左右盲になぞらえる。

ヨルシカ 公式Youtube 「ヨルシカ / n-buna Official」より

「記憶」をテーマにしたこの映画に、恋人の別れを意味する「左右盲」という言葉のチョイス。

誰も思いつかないようなセンスに身震いします。

おまけ もっとセカコイを楽しむ

主題歌「左右盲」のMVには、様々な秘密が隠されています。

それについて、私の好きなボイストレーナ・おしらさんがリアクション動画をUPしてくれています。

映画に関連する考察や、ヨルシカファンのための考察も解説していますので、ぜひ見ていただきたいです。

また、なにわ男子のYoutubeチャンネルでは、なにわ男子のメンバー全員で試写会をしています。

合わせて観ると、よりセカコイ通になれると思います。

まとめ:今、1番泣ける映画です

個人的に、推しと好きな監督の作品を観ることができて、すごく素敵な時間を過ごせました。

「今夜、世界からこの恋が消えても」は、現在「U-NEXT」や「Amazonプライム・ビデオ」で配信中です。

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600円分のU-NEXTポイントがもらえます。

またAmazonプライム・ビデオでも観ることができます。

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また、Amazonプライム・ビデオでは、道枝駿佑くんが出演している他の作品も観ることができます。

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お家での推し活に、道枝駿佑くんの魅力を追及してみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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