映画「おそ松さん」 ユーモアたっぷりのSnow Manによる実写映画!〈ネタバレあり〉

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「人気アニメ実写化」「Snow Man メンバー全員出演」「6つ子役」というワードがインパクトを与えた、映画「おそ松さん」。

ですが映画公開当時、私は主題歌「ブラザービート」が大好きだっただけ。

原作アニメ「おそ松さん」は一度も観たことはなく、6つ子だということも知らないぐらい無知でした。

ぷっか

レレレのおじさんとチビ太なら分かるんだけど…。

オタトモ

サブキャラが濃いから、そっちの方が印象に残ってるの分かる!

昔の人気アニメ「おそ松くん」の存在は知っていたものの、ストーリーも知らず。

また、Snow Manのメンバーの演技も、目黒蓮くんの「silent」しか観たことがなかった私。

他のメンバーって、どんな風に演技するんだろう?と興味津々でした。

結果的に映画を観て、とことんギャグに振り切っていて、最後まで楽しく観ることができました。

率直な感想など、つらつら書いていきます。

  • 「おそ松さん」を知らない
  • 「んなアホな!」と笑いたい
  • Snow Manの演技を観たい
  • Snow Manのかっこよくない部分も観たい

そんな方が楽しめる作品だと思いました。

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目次

映画への入り口

映画「おそ松さん」に興味を持ったのは、Snow Manが歌う主題歌「ブラザービート」がきっかけでした。

2022年、なにわ男子の「初心LOVE」に次いで、鬼リピしていた曲が「ブラザービート」。

Snow Manの曲は、「D.D.」「KISSI’N MY LIPS」「Grandeur」など、カッコイイ曲しか知らなかった私(しかも全部サビだけ。)

それが「ブラザービート」のリリースで、ふり幅に驚きました!

ぷっか

Snow Manって、こんな曲も歌えるの!?

すぐ覚えたい!と、毎日のように歌い、特に深澤辰哉くんパートの「♪イーアールサンスー、イーアールサンスー」は頭から離れなくって、言葉の意味も知らずに口ずさんでいました。

ノリがよくて、耳馴染みもよくて、歌っても踊っても楽しくて、気づけばフルコーラス歌えてたし、ダンスも間奏部分以外はけっこういける!

というわけで、主題歌から映画に興味を持つという、ちょっとズレた入り口から興味を持ちました。

主演・Snow Man のキャラクター

映画を観てる最中は小笑いも大笑いもあって、とんでもないギャグ満載だったなーと、エンドロールの後にやっと一息つきました。

ぷっか

キャラクターの個性を持ちつつも、普段通りなところもあって愛しさ増し増し。

長男・おそ松

長男にして、長男らしきふるまいとは大きくかけ離れた、おそ松役は向井康二くん。

道で〇〇しようとしたり、脱ぐシーンがあったり、ぶっ飛んでいました。

ドッキリ番組などで数々の体をはったロケを行ってきた向井くんだからこそ、しっくりくるキャラクターでした。

兄弟・家族に対する思いも垣間見れたのも、メンバーのことが大好きな向井くんの人柄とリンクしているようでした。

次男・カラ松

ナルシストで自分の世界を確立しているカラ松役は、岩本照くん。

トレードマークの髪型がめちゃくちゃ似合っていて、見た目から別人。

けれど、体作りの方向に頑張りを見せたり、アクションシーンがキマっていたりしたのは、体脂肪率一桁の彼にはふさわしい役柄でした。

三男・チョロ松

「兄弟の中では1番まとも!」と豪語するチョロ松役は、メンバー内でもビジュアル担当の男前正統派アイドル目黒蓮くん。

立ち位置が似ている!と思ったけれど、それ以外は、全然違う!

アイドルヲタクの自分を捨て、生身の女性と交流をもとう!と意気込んだはいいが、ホストの道、ヤクザの道へと足を踏み入れてしまう。

四男・一松

猫背の皮肉屋ジト目野郎、一松役は、深澤辰哉くん。

「猫背は元から自分が持っていたものだし、ジト目も得意!」と、雑誌の取材で本人が言っていたように、その佇まいや外見が一松そのもの。

就活で落ち込んでからデスゲームに巻き込まれていって闇深そうな演技が、すごくハマっていました。

五男・十四松

テンションとノリだけで生きてるような明るいキャラ十四松役は、佐久間大介くん。

普段の佐久間くんと十四松の共通点は、とにかく明るいところ!

何があっても、どこへ行っても、変わらないテンション感であり続ける十四松は、物語の中で「ありえないだろ!」と思うような展開を何度も作ります。

末っ子・トド松

末っ子の甘え上手キャラのトド松役は、Snow Man最年少のラウールくん。

立ち位置がまさしくラウールそのものなトド松だけれど、実は世界を幸せにするために間違った方向にどんどん進んでいきます。

こんな演技ができるんだ!とラウールの魅力にまたひとつ気づかされました。

物語終わらせ師・エンド

物語終わらせ師の3人は、6つ子たちが間違った方向へと繰り広げる物語を終わらせようとするキーパーソン。

エンド役は、渡辺翔太くん。

おそ松とチョロ松の物語を終わらせようとするも、なかなか思い通りに動かない2人にヤキモキし、最後は力技でなんとかしようとするところが、ドツボにハマりました。

渡辺くんのバブみが感じられるところもあったりして、個人的には好きなキャラクターNo.1。

物語終わらせ師・ピリオド

ピリオド役は、宮館 涼太くん。

カラ松の物語を終わらせにかかるけれど、熱い想いを持ったカラ松に振り回されることになります。

宮館くんの持ち前の気品あふれるピリオドが、ラストには逆とかす。

カラ松とのアクションシーンは必見だったので、もう一度見たいです。

物語終わらせ師・クローズ

クローズ役は、阿部亮平くん。

一松とトド松の物語を終わらせにかかるけれど、2人の意外にピュアな信念にあらがえず、まさかあんな姿になろうとは(笑)

頭脳派あべちゃんとは全然違ったキャラクターが楽しめるのは、ここだけかもしれません。

6人それぞれのドラマ

物語のおもしろいところは、6つ子の頑張り方が6人6様で、想像していた結果とは全く違う方向に進んでしまうところ。

東大受験を目指す おそ松と、アイドルヲタクをやめて、生身の女性との関りを持とうとするチョロ松が、恋のライバルに。

また、カラ松は川に落ち流され記憶喪失。

一松は、カイジ的デスゲームの世界へと足を踏み入れてしまう。

そんなデスゲーム主催のCEOがトド松。

十四松はメジャーリーガーになるため、自作のイカダで海に出るも雷に打たれる。

それぞれが、それぞれの道へと進むかのように見えたが、物語の方向が狂いだし、兄弟同士で張り合う展開もあったのがおもしろかった。

十四松だけは、シロクロで…映画ならではの演出方法だなと思って楽しませてもらいました。

キーパーソン 物語終わらせ師

6人の間違った物語を終わらせようとする3人の登場が、映画をさらに盛り上げてくれていました。

6人の物語を結末に導くのは、一筋縄ではいかない!

中でも渡辺翔太くんが演じるエンドの役は、私のツボを何度もさらっていきました。

神社のシーンで、何回も登場したり引き上げたり、カラ松を刺すもまた分厚い本に阻まれ、やきもきし最後は力ずくで「やぁ!」とやっつけ自分も倒れこむ。

ラスト近くには、杖をついてプルプル震えながら歩くあの姿。

ぷっか

両隣にいたクローズもチビ太も笑ってるよね!?

あれを笑わないでやり切れるのは逆にすごい!

渡辺くんは自担ではないけれど、この役がすごく好きです。

じゃあ、誰が推しかって言うと、私の推しは深澤辰哉くん。

自担贔屓で見ると、デスゲームに対等な立場で勝利したいと意気込む一松は、意外にピュアでとても愛らしい。

あべちゃんが、一生懸命、物語を終わらせようとしているのによ(笑)

報われないあべちゃんにサチアレ~。

実写化は無理!?を逆手に取った演出

実写化の難しさを逆手にとった、脚本がユーモアがあって好きです。

実写化作品につきものとされる「原作と全然違う」「再現度が低い」「俳優のイメージが全然違う」などの酷評を、私は「原作のハードル」と呼んでいます。

原作がある作品には、原作のファンがいて当然。

「そのファンの想いを大切にし、期待にすべて応えたい!」という作品は素敵ではあるが、果たしてそんなことは可能なのかとも思います。

作品をどんなふうに楽しむのかは個人の権利だから、原作ファンに「実写化のオリジナリティーまでまるっと愛してこそのファンだろ!」と熱弁するのも違う。

100人中99人が実写化も好きだと言えど、1人が認めない限り「原作のハードル」は存在します。

ですが、この映画では、おそ松くんたち主人公が、原作アニメ・実写化映画の中のキャラクターだということを理解しています。

「実写だから忘れてるかもしんないけど、俺ら6つ子の設定だから」と、同じ顔だから誰が養子になってもいいはずだと主人公たちが口論する。

「設定、設定って言うんだったら」と、設定を変える方法として、髪型と服を変えてしまうなど。

物語終わらせ師の登場も、始めから、これは物語だということを念頭においているからこそのキャラクターなのです。

「原作のハードル」を超えられないなら、くぐってしまえ!

そんな心意気が感じられました。

トト子ちゃん・チビ太・イヤミ

ほぼツッコミ担当のサブキャラクター3人が愉快で爽快でした。

要所要所でツッコんでくるこの3人の話は、ほぼ誰も聴いていない。

けれど、この3人がいるからこそ物語の分かりにくいところを補足してくれたり、笑いどころが増えたり、とても重要なキャラクターです。

しかし、桜田ひよりちゃんのチビ太役には正直ドギモを抜いた!

「メンズ校」「彼女、お借りします」「silent」などで見たあの可愛さとは、また別の可愛さがありました。

主題歌「ブラザービート」

リリース当時から鬼リピしていた、私のお気に入り曲「ブラザービート」。

映画を観た後に改めて聞くと、おそ松6兄弟のだらしない生活ぶりや、兄弟の絆がうまく表現されているな~と思います。

特に最初の、佐久間大介くんパート~目黒蓮くんパートは、ニートのクズさが存分に出ている歌詞で、曲の世界観にスッと入り込んでしまいます。

現代のストレス社会を生きている私たちが、実は誰もが心の底で思っているであろう本音をストレートに表してくれているところが好きです。

また、このMVの設定は、Snow Man9人のシェアハウスという設定。

カラフルポップなデザインの中に、メンバーそれぞれの個性や好きな物が盛り込まれていて、目でも楽しい作品となっています。

佐久間大介オタ芸
宮館 涼太サーフィン
目黒 蓮サッカー、ザリガニ
岩本 照筋トレグッズ、シルバニア?
向井 康二カメラ、ゴイゴイスー
渡辺 翔太美容器具、得意の犬の遠吠え
深澤 辰哉クレーンゲーム
阿部 亮平勉強、クイズ、お天気、
ラウールゲーム

ドラマ「silent」内でプリンの手話が放送されると、「ブラザービート」のダンスにもプリンの手話が取り入れられるようになりました。

まとめ :映画「おそ松さん」はおもしろい!?

最後にまとめると、他の人が何と言おうと私にとっては、おもしろい映画でした。

Snow Manの俳優の部分を見ることができたし、最初から自分たちが実写映画の中のキャラクターだとわかりきっている設定もユーモアがあって好きです。

ただ、かっこいいSnow Manを求めているのであれば、この映画はオススメしません。

下ネタや、クズなシーンもありますので。

ギャグアニメの実写化であり、とことんふざけていて、身に染みるようなシーンなんかないように感じるかもしれない。

それでも、物語終わらせ師の登場や両親との感極まるシーン(?)などで、6人それぞれの物語に幕がおろされようとする度に「物語は終わらせない!!!!!!」と力強く叫ぶおそ松の言葉には、この映画唯一のメッセージ性があったと思いました。

兄弟愛とか、頑張ったら結果はついてくるとか、笑顔でいればなんとかなるとか、そんなんじゃなくって、どんなにクズで童貞のクソニートでも、それが自分だから自分の進み方は自分で決めろ。

そんな風に言っているような気がしました。

映画「おそ松さん」は、Amazonプライム・ビデオで配信中です。

Amazonプライム・ビデオでは、Snow Manの他の作品も観ることができます。

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ぷっか

ぜひ、観てみてください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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