今回紹介するのは、2022年7月クールに放送された金曜ナイトドラマ「NICE FLIGHT!」です。
Kis-My-Ft2の玉森裕太くんが主演を務めるパイロットと、中村アンさん演じる管制官との、お仕事ラブストーリーです。
同事務所のタレントは、Snow Manの阿部亮平くんが、管制官役で全話に出演。
阿部くんは、今作品が地上波連ドラ初出演!スピンオフドラマ「NICE CONTROL!」では初主演!
また、Kis-My-Ft2の宮田俊哉くんが、最終話にスペシャルゲストで出演しています。
1時間のドラマで、全8話完結。
性格が真逆の2人が、仕事にも恋にも真面目に向き合い、お互いの存在を確かめあっていく関係性になっていきます。
主題歌は、Kis-My-Ft2が歌う「Two as One」。
恋の行方をそっと見守ってくれるようなミディアムバラードです。
30代のリアルな恋愛模様に、キュンキュンとすること間違いなし!
- キスマイ や Snow Manメンバーのドラマが観たい
- コメディ要素の少ない恋愛ドラマが観たい
- パワーをもらえるお仕事ドラマが観たい
そんな方に読んでいただきたいです。
ぜひ、最後までご覧ください。
スピンオフドラマ「NICE CONTROL! 」と合わせて観れば、もっとドラマの世界観を楽しめます!
「NICE FLIGHT!」と「NICE CONTROL!」はTELASAで配信中です。
あらすじ・キャスト
副操縦士3年目の倉田粋(くらた・すい)は、数々のフライトを経験する中で、毎度のようにトラブルに遭いながらも、お客様を無事に目的地まで届けることで知られ、周囲の人から「ツイてるコーパイ」と呼ばれていた。 ある日、機長の喜多見(きたみ)と飛行中に”ハロ現象”を目撃し、羽田上空に強烈な横風が吹く中、着陸することに。 その時、無線から流れてきた管制官の声は、粋が気になっていた声の人だった。 冷静で的確な判断をしてくれた管制官のおかげで、無事に着陸することができ、お礼を言おうとしたが、一方的に無線を切られ、それが誰なのか探し始めたのだった。
主要キャストは以下の7人です。
役名 | キャスト | 役どころ |
---|---|---|
倉田粋 | 玉森裕太 | 主人公・副操縦士 |
渋谷真夢 | 中村アン | 航空管制官 |
夏目幸大 | 阿部亮平 | 航空管制官 |
河原かすみ | 玉城ティナ | 管制官訓練生 |
喜多見七海 | 吉瀬美智子 | 機長 |
酒木ジェームス | 尾上右近 | 整備士 |
飯塚理香子 | 黒川智花 | CA |
主人公の倉田粋を演じたのは、Kis-My-Ft2の玉森裕太くん。
おせっかいを焼きたがり、人との距離が極端に近いことで周囲の人を引き付ける粋は、玉森くんから滲み出る天性の柔らかさで、誰からも好かれるキャラクターになっています。
ヒロインの渋谷真夢(しぶや・まゆ)を演じたのは、中村アンさん。
管制官として仕事はできるが、人と話すことが得意ではないため、誤解を受けやすい。
真夢と同じく、管制官として働く夏目(なつめ)はSnow Manの阿部亮平くん。
気象予報士の資格を持ち、帰国子女のハイスペックイケメン。
他のキャストのみなさんも、素晴らしい方々。
特にCA役の黒川智花さんは、見た目も中身も、本当にこういう人いるよね!と、断言したくなる役どころです。
ロケ地 はJALが全面協力した「羽田空港」
本作品は、JAL全面協力のもと、ドラマ制作が行われています。
副操縦士である粋を始め、機長、CA、整備士、グランドスタッフなど、羽田空港では様々な職種の人が働いていることを、回を追うごとに知ることができます。
また、2023年7月クールに放送されていた菊池風磨くん主演のドラマ「ウソ婚」と同じロケ地のシーンがありました。
主人公・粋の住むマンションは、天井が高く、部屋も広く、スタイリッシュで、いかにも丁寧な暮らしをしている男性が住んでいそうな部屋です。
このマンションは、「ウソ婚」で菊池風磨さん演じる主人公と同じでした。
第4話では、みんなでキャンプにいった施設も、「ウソ婚」で訪れたグランピング施設と同じでした。
同じ家やロケ地でも、置くインテリアや、撮影の仕方で全然違う空間に見えるのが、おもしろい!
見どころ3選
男性陣がかっこいい
玉森くんのパイロット姿は、制服を着ているだけでも絵になるカッコよさ!
顔がもともといいのは昔から知っているけれど、制服を着て、姿勢よく歩いている姿は堂々としている。
また、英語を話して管制官とやりとりをしたり、お客様のために最善の判断をしたりするのも、数々の経験を積んできたパイロットとしての信頼感があります。
さらに、阿部くんが演じている夏目は、合格率5%前後の気象予報士の資格を持っていて、帰国子女なハイスペックイケメン!
阿部くん自身も、気象予報士の資格を持っていたり、数々のクイズ番組で知識を披露するなど、アイドル界・随一の頭脳派イケメン。
ドラマ内で「僕が何回目で気象予報士に合格したと思いますか?5回ですよ!だから、真夢さんもあきらめないでください!」と励ますシーンがありました。
後で知ったのですが、阿部くん自身の本当の経験で、大学生の時から試験を受けて5回目にようやく合格したそうです。
阿部くんの実際の経験を織り交ぜることで、より現実味がある台詞になったんですね。
管制官としての仕事をしている姿も、流れるように英語を話す姿がとてもかっこよかったです。
たくさんの人が飛行機を飛ばす
空港では、様々な職種の人、大勢の人が働いて、空の安全を守っていることが、よく分かるドラマでした。
パイロットや、CA、グランドスタッフなど、花形の人たちだけでなく、普段お客さんとは関わらない管制官、整備士、清掃員にまでスポットをあてている。
特に、管制官という仕事は、何をしているのか、なかなか知る機会もないですよね。
公務員だということも、気象予報士の資格が必要とされる現場であることも、初耳でした。
飛行機を飛ばすために絶対欠かせない職業でありながら、一緒に仕事をするパイロットですら、声しか知らないという関係性。
謎の職業をよく取り上げたなーと関心もするし、見ている側の頭にハテナマークが浮かばないように、ナイスタイミングで、仕事の説明を入れてくれているので、内容はすごく理解しやすかったです。
そして、パイロットは、就職してからも厳しい仕事ということも、ドラマを通して知りました。
操作ミスをしないために、1つの機体しか操縦できないこと。
定期的に身体検査があり、1つでもひっかかると乗務停止となること。
また、操縦する飛行機が変わると、移行訓練という座学や実技を伴う長い訓練期間があり、それに合格する必要があること。
厳しい検査や訓練を乗り越えるだけの強い精神も必要とされるからこそ、私たちの空の旅は安全であり続けることができるのですね。
実は、高所恐怖症で、全然飛行機に乗ったことがなかった私。
嵐のライブ遠征で北海道へ行くために、20年ぶりに乗ると決めた飛行機は、「死ぬ気持ちで!」と意を決して乗ったのですが、行きも帰りもトラブルなく搭乗することができました。
それもすべて、このドラマのように空港で働く一人一人が、一生懸命に働いてくれていたからなんだと、改めて思いました。
子どもの頃にこのドラマを観ていたら、私も空港で働くという選択肢があったかもしれないなぁ。
リアルな30代の恋愛模様
私にとって飛行機は1年に1度利用するかしないかですが、それでも「これが航空業界のリアルな仕事で、恋愛で、人間模様なんだな~」と感じました。
今作品は、羽田空港で働く大人の仕事と恋愛がテーマ。
粋と真夢のラブストーリーがメインで、管制官の夏目・河原、CAの理香子、整備士のジェームス、機長の喜多見機長などが主要キャストです。
ドラマにおいて、主役やヒロイン以外の主要キャスト・いわゆるサブキャラは、回ごとに出演時間にばらつきがある場合が多いですよね。
サブキャラが多いと、1話ごとに違うサブキャラがクローズアップされて、次回はまた、違う人が取り上げられるようなストーリーも多いです。
そういうものは、ドラマとしては見やすいのですが、その反面、ありがちな展開にワクワクが半減します。
ところが、「NICE FLIGHT!」は、主要キャストが多いにも関わらず、サブキャラも毎話毎話、まんべんなく出演。
尾上右近さんが演じる整備士は、バツイチ&子持ち。
黒川智花さん演じるCAは、念願のチーフになれたものの、結婚からは遠のきガツガツ男探しに励む。
など、どのキャラクターも個性的で、魅力的。
でも、個性的すぎず、あくまでも「粋の周囲の人たち」という位置づけを徹底しています。
それこそが、リアルさの秘密なんでしょうね。
視聴者が「そんなわけないやろ!」と、ツッコミたくなるシーンが1つぐらいあってもいいのに、それがないところもリアルさの1つ。
「パイロットで忙しいのに、こんなスタイリッシュな部屋で自炊したり、筋トレしたりするわけないやろ!」と思えば、「定期的にある身体検査に1つでも引っかかったら乗務停止になる」という説明のおかげで、そのために節制しているんだなと理解できる。
「主要キャラがみんな一緒に休みとれて、キャンプに遊びに行ける日なんてあるわけないだろっ!」っと思えば、すかさず「僕らチームで動いているんで休みが一緒なんです!」と、夏目くんが言うので
そうなんだ。と納得するわけですね。
飛びぬけて笑いがとれるようなキャラもいないし、コミカルな編集技術もない。
コメディー要素は、餃子の種類ぐらいしかなくて、「ドラマ的にはおもんない!」という人もいるかもしれない。
けれど私は、毎日同じ場所で働いて生活している人が、今日も明日も一緒に働いて生活して、そんな中で出会った人と恋におちるのは現実的だと思ったドラマでした。
推したいシーン3選
カフェラテの泡の上に描くような未来
第6話のラストのあたり。
ベーコンエッグを作る真夢の隣で、粋が注ぐカフェラテの泡。
この時に、主題歌「Two as One」の歌詞とリンクして流れているんです。
カフェラテの泡の上に描くような未来は
Not easy Still missing
だけど、甘さも苦味も
分かち合える誰かと 出会えたから
Two as One/Kis-My-Ft2
キュンキュンキュンが止まらない朝を迎えた2人の気持ちを、ミディアムバラードのこの曲が、そっと包んでくれています。
「私、管制官になる」
中学生のある日「私、管制官になる」と真夢が宣言しました。
それからずっと、夢を追い続けて管制官にはなったけれど、
何で管制官なんだろうな?と、物語の最終章にさしかかるまで謎でした。
空の仕事がしたいなら、パイロットやCA、グランドスタッフだっていいはずですもん。
この謎が明らかになるシーンが、最終章で分かってくるあたり。
好きです。
最終話 粋の復帰フライト
空を飛ぶことが怖くなって訓練を休んでいた粋を心配する、喜多見キャプテン・村井キャプテンの愛あるふるまい。
そして、トラブル発生時に、CAの理香子、、同乗していた喜多見キャプテン、整備士のジェームスは、それぞれの立場から対応します。
もちろん、チームワークが大事な対応ではあるけれど、チームで乗り切ろう!というより、その視線の先は「お客様のため」ということがわかる描写でした。
村井キャプテンが「君の意見も聴きたい」と言ったことに、粋の訓練指導者でありながら、信頼もしていることがわかる。
そして、動揺している粋を助けるのは、他の誰でもなく真夢の管制。
すべてが終わった時には、粋への感情移入がすごくて、私はボロボロ泣いていました。
粋がいつも思っている「多くの人が働いていて自分が飛べるんだ」ということが、画面を通して、こちら側まで伝わってきました。
どこの配信サイトで観られる?
「NICE FLIGHT!」は第1話~8話まで、TELASAにて配信中です。
阿部亮平くん演じる夏目管制官が主役のスピンオフドラマ「NICE CONTROL!」と合わせて観られるのはTELASAだけ。
ぜひ、ドラマ本編と合わせて楽しんでくださいね。
まとめ:「NICE FLIGHT!」 を観よう
いかがだったでしょうか?
性格が真逆の2人が、仕事にも恋にも真面目に向き合い、お互いの存在を確かめあっていく関係性になっていくなんで素敵な出会いですね。
コメディ要素もなく、ありえへんやろ!と突っ込む要素もなく、羽田空港で働く、30代の男女の恋愛がリアルに描かれているこのドラマ。
もし私と同じように好きなドラマになったと言う人は、スピンオフ作品の「NICE CONTROL!」も
見てみてくださいね。
以上、『「NICE FLIGHT!」パイロットと管制官のお仕事ラブストーリー!見どころ・推したいシーンをまとめ<ネタバレあり>』でした。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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