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令和6年1月1日に起こった能登半島地震。
自宅に1人でいた私は、今までに体感したことない大きな揺れとともに、身の危険を感じました。
震源地や海からは離れていて、自宅に留まり続けることができたのが幸いでしたが、マンションの中層部に住んでいるため揺れが伝わりやすく、毎時間おこる余震が怖くて夜は眠ることができませんでした。
そんな状況のなか、やらかしてしまったのが防災グッズの備え。
我が家には、十分な防災セットがなかったのです。
モバイルバッテリーの充電ケーブルも見つからず…。
家の外への避難だったら安否確認もできなかったね…。
この後悔をへて、本格的に防災セットを準備しようと思い「Defend Future 防災セット1人用Relief2」を購入しました。
シンプルなデザインのリュックと非常食など、防災士が厳選した39点の防災グッズのセットです。
女性でも持ち運びやすく、防災意識が高まる工夫もされています。
- イチから防災グッズ買う手間を少なくしたい
- 本当に使える防災グッズがほしい
- 防災意識を高めたい
そんな方に、読んでいただきたい記事です。
ぜひ、最後までご覧ください。
防災リュック
サイズ | 幅30.5×高さ48㎝×マチ17 |
容量 | 22ℓ |
重量 | 約925g |
シンプルな見た目でも、防災要素がたくさん。
リュック自体が軽いことはもちろん。
撥水加工があるので、避難の際に雨が降っていても中のモノが濡れません。
取っ手部分には蓄光材と呼ばれる、太陽光や蛍光灯の紫外線を吸収し、蓄えたエネルギーを可視光線に変換し発行する材料を使われています。
暗い所でも発光し自分のリュックの場所が探しやすいです。
大きく開くチャックでモノの出し入れも楽チン!
リュック横には、ペットボトルが入るポケットがあります。
さらに、背中部分にはチャックがあり、書類などの薄い物が入れられます。
防災グッズ一覧
「防災セット内容品一覧」を見て、内容品を確認しながら防災リュックに詰めていきます。
ダイナモラジオライト
想像よりも小ぶりで軽いです!
内容品は、左から
- 本体蓄電用ケーブル
- 接続ケーブル
- スマホ・携帯電話用コネクター
- 取り扱い説明書
※電池は付属していないので別途購入が必要です。
普段はradikoというスマホアプリでラジオを聴いていますが、災害時にスマホの充電は絶対に死守したい!
なので、携帯ラジオが必要だと思いました。
- LED懐中電灯や緊急サイレンがついている
- USB充電+手回し充電+乾電池と3タイプの充電方法がある
- モバイルバッテリー機能も果たす
など、たくさんの機能がついています。
ラジオ本体の充電方法は、このように付属品の本体蓄電源用ケーブルを、電源の入ったPCやACアダプタに接続するとできます。
手回し充電は、このハンドルをまわす。
スマホ・携帯電話の充電方法は、付属品のコネクタの中から自分の携帯電話に合うモノを選びます。
au、3Gドコモ・ソフトバンク用・iPhone用・typeB・typeCのコネクタが入っています。
一通り、試しに使ってみました。
機能が多い分、切り替えスイッチが多く、操作に手惑いました。
覚えるのは難しいかも。説明書も一緒に持ち歩きましょう。
また、「ライト/ラジオON/サイレン」の切り替えスイッチが一緒になっていので、「ラジオON」に、スイッチが合っているのかが分かりにくくて、間違えて何度かサイレンを鳴らしてしまいました。
サイレンはめちゃくちゃうるさいから、声が出せない緊急時に使えることが分かりました!
食料品
5年保存水
500ml×4本=2ℓのペットボトル保存水。
我が家では、ウォーターサーバーを使っているので、普段から水の備えはあります。
なので、現時点で必要最低限としては十分な量かと思いました。
アルファ米×3
アルファ米は衛生性が高く、安全な食品であることが認められ、安心できる非常食です。
- お水orお湯を注ぐだけのカンタン調理
- 100%国産
- おにぎり約2個分(260g)
- スプーン付きで食器不要
3食入りで、1日分の食事量。ただ、私は1日2食のことも多いので、この後紹介する食品を合わせれば
2日分の食料にはなると思います。
温めずにおいしい野菜カレー
賞味期間5年のバーモンドカレーでおなじみのハウス食品の商品です。
温めなくても美味しい、たっぷり野菜の入ったカレーです。
パワーブーストようかん
5年保存がききます。
避難所などの生活では、甘いものでホッとできる時間も重要になってくると、実際に東日本大震災を体験・避難所生活を送っていた方のブログで読みました。
なので、ようかんが入っているのはとても嬉しいです。
10ℓウォータータンク
被災地の給水所でのニュースを見ていると、水をもらうのにはやっぱり入れ物がなくては困ることを今更ながら知りました。
ウォーターサーバーがあるだけでは、十分な防災対策とは言えなかったですね。
ペットボトルは非常時に持ち出すには嵩張るし、小さく折りたためて荷物にならないウォータータンクは
使えそうです。
広げてみるとこの大きさ。
素材は固く、クリアファイルのような質感なので、破れて水が漏れるなどの心配もなさそうです。
水を入れると自立するところも、使いやすそう。
防災グッズ
エアーマット
とてもコンパクトなエアーマットです。
正直、私の中では優先度がかなり低いモノでした。
お尻が痛くなるぐらいたいしたことじゃないと。
けれど、こんなにコンパクトであるならば、持っていてもいいのかなと思います。
アルミブランケット
こちらもコンパクト!
電気やガスがストップしている被災地のニュースを見ると、寒さで体調を崩している方も多くいるのではないかと心がつらくなります。
エアーマットよりは、ずっと重宝すると思います。
ホイッスル
ホイッスルは必需品です。
災害時は、恐怖から声が出せなくなることがあります。
声が大きい方でも、ケガをしたら大声を出せない時があります。
そのような時に、ホイッスルが必要になります。
大声を出せない場合、
- 懐中電灯やライトで照らす
- サイレンを鳴らす
- ホイッスルを鳴らす
などの方法があります。
この防災リュックに入っているダイナモライトでも、ライトやサイレンを利用して声を出せない時に自分の居場所を近くの人に知らせることができます。
けれど、リュックの中だけでなく、外でもすぐに使えたらいいなと思い、ホイッスルはリュックの金具部分に下げました。
この位置であれば、リュックを背負ったままの状態でもホイッスルが吹けます。
衛生グッズ
携帯 洗濯セット
洗剤付きで繰り返し使える洗濯パック。
避難生活では、汗や体臭が染みついた服の臭いが気になります。
普段からにおいに敏感な人には、特にあるといいですね!
5年保存ボディタオル
断水時にも水なしで体を洗えるボディタオルです。
断水時は、飲食以外の水を少しでも節約したくなるので、これはありがたいですね。
避難生活では、完全に衛生面を保つのは無理かもしれません。
ですが、すこしの間だけでも爽快感を感じられたり、ストレスを取り除いてくれたりするアイテムは
持っていたいと思います。
シャンプー手袋
こちらもボディタオル同様、リフレッシュできる防災グッズです。
能登半島地震では自衛隊により入浴場が開放されましたが、開放されたのは地震発生から1週間後です。
体はボディタオルで拭けても、頭は洗えないなんてことがなくなりますね。
5年保存ウェットティッシュ
災害時には、乾かないよう長期保存のできるウェットティッシュが必要です。
歯ブラシ
歯磨きをしないと、口臭が気になるだけでなく、虫歯、歯周病などのリスクが高まります。
避難所生活では、できる限りいつもと同じことをしよう!という前向きな気持ちを持つためにも、歯磨きは必要だと思います。
救急セット
入っているのは、以下の9点です。
- 爪やすり
- 耳かき
- 絆創膏
- 綿棒
- はさみ
- ピンセット
- 爪切り
- カット綿
- 包帯
簡易トイレ(3枚入り)
凝固剤がいらない、ポケットティッシュ付きの簡易トイレです。
使い方は、裏面に記載されています。
3回分では、正直少ないと思うので今後追加することを検討中です。
ポータブルウォシュレット
防災リュックの中で、いらないモノをあげるとしたら、これかなと思います。
私は、普段トイレのウォシュレットを使わないません。
使う人ってどのくらいいるんだろう?
後ほど防災グッズを見直すときに、リュックに入れるかどうか考えます。
目隠しポンチョ
思いつかなかった!
普段の着替えは、見られても家族ぐらいなので、人前で特に知らない男性と一緒になる避難所での着替えは抵抗がありそうです。
これがあれば、着替えも気にならないし、どうしてもトイレがない場所での目隠しにもなります。
その他
防災マニュアル
防災セット内容品一覧の裏側にあるQRコードから、防災マニュアルPDF版や・防災IDカードがダウンロードできます。
防災IDカード
被災中、事故にあった場合などに家族に連絡をとったり、スムーズに治療を受けられたりすることに
役立つカードです。
氏名や電話番号、血液型や、アレルギー、常備薬などの情報が記入できます。
「スマホに全部登録してあるから大丈夫!」と、スマホに頼りっきりで、家族の電話番号を覚えていない人、多いですよね。
私もその一人。
災害時には、電気が途絶えスマホが使えない場合も考えられます。
そんな時でも、この防災カードを持っていれば、連絡を取り合うことができるかもしれません。
小さく本のように折りたためるので、財布などいつも持ち歩くモノにしようと思います。
内容品一覧
内容品の一覧が書かれた紙。
保存食品の賞味期限を記入できる他、防災グッズの詰め方動画や防災グッズの使い方動画のQRコードなども載っています。
非常時持ち出し品 追加チェックリスト
防災グッズとして、追加で必要なモノが一覧になっています。
防災グッズは買えば終わりではありません。
- 中身を確認する
- 足りないモノを追加する
- 使用方法を確認する
- 適量か確認する
- 定期的に見直す
地域や周囲環境、子どもがいるかお年寄りがいるかなど、自分の状況に合わせて、いるモノといらないモノを準備する必要があります。
いざという時に、本当に使えるモノ・収納の仕方・管理の仕方を目指していきましょう。
「Defend Future」防災セットの使用感
スーツケースのように大きく開くので、荷物も取り出しやすい。
リュックの中が明るいオレンジの記事なので、モノが探しやすいです。
メッシュポケットも2つついているので、こまごましたモノは、ポケットを使って分けられます。
内容物をすべて詰め込んで背負ってみました。
重さは、体感的には、小学生1年生を1人おぶっているぐらい。
クッション性のあるベルト部分のおかげで、肩まわりは痛くありません。
私の避難場所は350メートル先の小学校。
道がふさがれていなければ5分で到着するので、今後、足りないモノを追加して、もう少し重くなってもなんとか持ち出せそうです。
惜しいポイント
防災食が少ない
災害が発生してから救助体制が整うまでに必要な期間は約3日間。
その間は自分で食料を確保する必要があるため、3日間分の食料を防災リュックに入れておく必要があります。
同じ会社から販売されている非常食セット3日間分の内容量は、17種20点ですが、このリュックに入っているのは、
- 2ℓの水
- アルファ米×3
- 野菜カレー
- パワーブーストようかん
のみで、1日程度の量。
エアーマットや、ウォシュレット、洗濯セットなどの長期の避難生活になりそうなモノの代わりに、非常食の数が多ければ良かったなと思いました。
ただ、食料品はローリングストック法を取り入れて管理していくことを考えると、どうせ買い足すモノ。
食料品だけのセットもあるので、試食もして適正量を考えようと思います。
推しポイント
自分では手に入れにくいモノが揃っている
避難生活を経験したことのない私が、「それは盲点だった!」と思えるモノがいくつも入っていました。
これまで、我が家の防災用品は緊急持ち出し用という袋にまとまっていました。
友達の結婚式の引き出物のカタログで
どうせ選ぶなら普段買わないモノにしよー!
と、選んだモノです。
一度中身を確認してから、玄関に置きっぱなし。
そして、今回の能登半島地震が発生し、緊急持ち出し袋の中を見て唖然としました。
旦那さんと2人暮らしなのに、入っていたのはたったの9つ。
- ホイッスル
- 上半身のみのレインウェア
- ライター
- ろうそく
- 軍手
- タオル
- マスク
- ウェットティッシュ
- アルミシート
こんなん意味あるんか…。
そして、きちんと防災セットを揃えようという気持ちになりました。
この防災リュックを選んだ決め手は、100円ショップで手に入りやすかったり、すでに持っている人が多かったりするグッズは「あえて入れていません!」と表記したあったところ。
それと、災害時に本当に必要なモノ、自分で用意しにくいものを厳選して入れていると書かれていたところです。
自分では気づけなかった目隠しポンチョや、ウォータータンク、簡易トイレなどが入っていてよかったです。
防災意識が高まる
防災意識が高まる工夫がいろいろされていました。
防災グッズは自分で詰める
注文した商品のダンボールを開けると、この状態。
下に防災グッズが入っているので、自分で1つ1つ確認しながら詰めていきます。
- どこに何を入れたのか分かる
- 必要・不必要を考えながら詰められる
- 使い方や賞味期限が確認できる
- パッケージを外し、無駄なスペースを省く
などのメリットがあるということ、すごく納得しました。
だって、以前の私が防災グッズについてろくに確認しないまま、能登半島地震を経験したのだから。
自分で詰めることによって、リュック自体の使い勝手の良さも分かったし、1つ1つのモノを良く見たり、使い方も把握するようになりました。
普段は、梱包されている袋や箱は全て捨てますが、災害の際にはゴミ袋などに利用できるのでそのまま入れました。
防災マニュアル
防災士が厳選した防災コンテンツが、防災セット内容品一覧の裏側にあるQRコードからPDF形式でダウンロードできます。
災害の知識や、避難の仕方、避難所での生活の仕方、救急手当の方法など、65ページにもわたる量です。
正直な話、防災セットに1万円以上払うのは高いかも…と思っていたけれど、グッズの他に、これだけの知識をいただけるなんて驚きました。
人間が不安になる時って、知らない・経験したことがない時なんですよね。
特に災害なんて本当にいつ起こるか分からないので、せめて災害にあってしまった時の対策を知っておくことで、避難所の生活でも気持ちを強く持ちながら耐えられると思います。
安心の5年保証
ディフェンドフューチャーの商品は、5年間保証付きです。
5年間も保証してくれるなんて、すごく優しい!
ただし、以下のモノは対象とならないので注意してくださいね。
- 通常の保管・使用のみを対象とする
- 水没や、誤った使用方法での破損や故障は対象外
- 食品・食糧・5年保存タオルなど、期限のある商品は対象外
まとめ:防災セット買って意識を高めよう
私は、普段のお買い物では、いつ使うか分からないものは買いません。
でも、防災セットは気になったらすぐに買うことをオススメします。
なぜなら、災害が発生したら、注文が殺到し在庫がなくなることが多いからです。
私も、この防災セットを購入した翌日には売り切れになっていました。
イチから防災セットに必要なモノを調べて、1つ1つ購入するより、圧倒的に安心感とスピーディーさがあります。
あるとないとじゃ全く安心感が違う!
自分で中身を詰めたり、防災マニュアルを読んだりして、防災意識を高める工夫もされている防災セット。
自分の周りは災害がないし安全と思う時こそ、準備が必要です。
以上、『「Defend Future」防災セット レビュー!能登半島地震を経験して購入した防災グッズ。』でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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